アマゾン「エコー」自宅で試す 通販商品すぐ購入も
皆さん、こんにちは。12月9日の日経新聞に次のような記事が掲載されていました。
米アマゾン・ドット・コムが11月に国内でも発売した人工知能(AI)搭載スピーカー「エコー」。発表会の会場でも音声操作を試してみたが、自分のIDとひもづけて使えば普段のネット通販の利用履歴などとも連携し、便利になるという。どれほどのものか、早速入手した記者が自宅に持ち帰って様々な機能を試してみた。
まず、説明書の指示に従って「アマゾンアレクサ」というアプリをスマートフォン(スマホ)にダウンロードする。アレクサはアマゾンが提供するAIの名称。このアプリにアマゾンの会員IDを登録して使う。普段、同社のネット通販などを使う人の場合、そのIDを入力する。エコーが通信するためのWi-Fiの設定などを経て、10分もたたずに準備完了。
■会話しながら商品注文
「アレクサ」と呼びかけてエコーを起動。まず手始めに「きょうの天気は」と尋ねてみた。「現在の天気はおおむね曇りで、気温は55度です」との返事。恐らく米国式で華氏の気温を答えたのだろうが、自宅の場所はしっかり認識していた。応答スピードも納得できるぐらいだ。
いよいよネット通販の機能を試してみる。「アレクサ、買い物がしたい」と話しかけると「何を注文しますか?」。「ミネラルウオーター」と答えると以前、アマゾンの通販で買ったブランドの商品を、容量や本数まで丁寧に読み上げてくれた。自分の買い物履歴を知っているため「いつものアレを買いたい」といった使い方には便利そうだ。
「購入しますか」と聞かれたが、他にもいろいろ試したいので「いいえ」。すぐに別の商品を紹介してきた。他の機能を試そうと思って「いいえ、買い物終わり」と伝える。するとエコーから「わかりました。注文が送信されました」。これだけの手順で購入できるのは便利だが、すぐ買うつもりはなかった。慌ててスマホからいつもの通販アプリを起動して注文をキャンセルした。
実はこうしたエコーとのやり取りは、アレクサのスマホアプリから確認できる。自分がどう話しかけ、アレクサがどう答えたか、会話の一部始終がクラウド上に保存されているのだ。会話内容はアプリから削除することもできるなど、プライバシーにも配慮されている。アプリを見ると確かに「買い物 終わり」と記録されているのだが、さっきの誤注文は何だったのだろうか。
■連携機能、まずアプリで登録
もう一つ試したかったのが外部企業のサービスと連携した機能だ。アマゾンはこれを「スキル」と呼び、発売時点で260種超を用意している。日経電子版がスキルを提供していたことを知っていたので「日経新聞のニュースを読んで」。するとエコーは「フラッシュニュースです。NHKからお伝えします」。
アレクサのスマホアプリを見ると「スキル」というメニューがあり、そこから使いたいスキルを登録しておく必要があったのだ。日経電子版のスキルを登録し、再度話しかけると掲載記事の見出しなどを読み上げてくれた。ニュースの他にもタクシーの配車や牛丼の注文もできるらしい。自分のIDにいつも使うスキルを登録しておけばよさそうだ。
一方で、この動作が面倒と感じたのも事実だ。AIスピーカーの機能を確認するために一度スマホアプリなどを見る必要がある。この点は米グーグルのスピーカーなども同様だ。自分の利用情報がIDに蓄積されていけば「こんなオススメの機能がつきました」といった具合に提案してくれるようになるだろうか。そうすればさらに便利になりそうだ。
遂に、時代はここまできたかといった感じがしますね。
AIスピーカーは他にも、グーグルから出ていますがアマゾンを利用している方からしたらこちらの「アレクサ」の購入が非常に便利になってくるのではないでしょうか。
しかし、便利になる一方でセキュリティーなどの問題も多くあるように感じられます。
スピーカーの電源がオンになっている状態ですと、その間にされた会話などが筒抜けになってしまうとか、情報の漏洩は大いに考えられます。
当然、販売するにあたりそういった面はクリアされているとは思うのですが、どうしても穴はできてしまいます。
悪用しようとする人もいるので、そうなった場合は非常に怖いモノになってしまいます。
世の中のあらゆるモノの技術は進歩し、私たちの生活を便利なものへと変えてくれています。
しかし、その一方で便利な世の中になる代わりにそれなりの代償、リスクも一緒にかかえているということを考えて利用していかなければいけないと思いました。