モノタロウ、無人商品棚搬送車を150台導入
2016年7月29日
皆さん、こんにちは。
2016年7月28日の日刊工業新聞に「工具通販大手のモノタロウが2017年3月に稼働予定の新物流拠点に商品保管棚を運ぶ無人搬送車を150台導入する」とのニュースが載っていました。
導入するロボットは、日立製作所の低床式無人搬送車「Racrew(ラックル)」で、データ指示に従って必要な棚を持ち上げて床面マーカーなどの走行ガイドなしに自律走行しながら搬送します。
このロボットの導入で、必要な棚をピッキング人員の側に移動させる“歩かないピッキング”が実現でき、生産性向上と作業者負担軽減を図ることができます。
現在の主力の物流拠点に比べ生産性は約2倍に高まる見通しです。
このブログニュースで紹介したアスクルのように通販業界ではロボットがケースからバラで商品を取り出す、ピースピッキングの自動化が進められていますが、モノタロウが扱う工場間接資材は小物から大物まで多様でロボットによる自動化は費用対効果の面で厳しいため、ピッキングは作業者が行い棚そのものを動かすことで効率を高めるという方法をとるようです。
このように、物流のロボット化といっても、一律ではなく、それぞれの業態にあったきめの細かい工夫が必要となるということだと思います。