帝国データバンク/女性管理職平均割合、「運輸・倉庫」が業界別で最低
皆さん、こんにちは。8月16日のLニュースに次のような記事が掲載されていました。
「帝国データバンクは8月15日、女性の活用や登用に対する企業の見解について調査を実施し、その結果を発表した。」
女性管理職の平均割合を業界別にみると、前年に続き「小売」「不動産」「サービス」「金融」で高く、「運輸・倉庫」「建設」「製造」などで低かった。
特に「運輸・倉庫」は最も低く、さらに、2015年と比較しても0.6ポイント低下し4.2%になっている。全体では0.2ポイント上昇している中での低下である。
「小売」や「不動産」は 10%割を超えている一方、「運輸・倉庫」や「建設」は前年同様4%台が続いた。業界間で女性登用に対する格差は大きいうえ、拡大している状況が明らかとなっている。
しかしながら、企業の4社に1社は、今後、女性管理職は増加すると見込んでおり、女性の管理職登用は概ね増大していくと見込まれる。
登用が進まない理由として、運輸・倉庫の現場は体力的な負担が非常に多い作業が中心になりがちで、そういった現場作業のノウハウが管理職にも多く関わってくるからだと思います。
また上記のようなイメージが女性にあるせいか、そもそも女性の入社数が少ないのではないでしょうか。
これからの時代、女性雇用が進むその他の業界のように積極的に女性を雇用し、女性目線のきめ細やかなサービスを実践していくべきだと強く思うのですが、まずは、どのようにして女性社員を取り込んでいくのかが大きな課題になりそうです。
女性が働きやすい環境をどう整えるか、施設面や職場環境など思い切った対応が求められそうですね。