日本郵便、ネット通販関連事業から撤退へ
皆さん、こんにちは。8月18日のNHK WEBニュースに次のような記事が掲載されていました。
「日本郵便は、成長が見込まれるとしておととし参入したネット通販の関連事業について、業界の激しい競争で収益が悪化していることから、来月をめどに撤退することになった。
日本郵便が撤退するのは、ネット通販サイトに出店する業者などから商品の代金をクレジットカードなどで決済する業務を請け負い、手数料収入を得る事業。
日本郵便はおととし、ネット通販の関連事業は高い成長が期待できるとして、日本郵便が85%余り、三井住友信託銀行が14%余りを出資する子会社を設立し、この決済事業に参入。
しかし、アマゾンや楽天といったネット通販サイトどうしの競争が激しくなるなかで、通販サイトも独自に決済事業を手がけるようになり、日本郵便の事業は収益が悪化。
撤退にあたって日本郵便は、三井住友信託銀行が保有する分も含めて子会社のすべての株式を来月をめどにインターネット関連企業のGMOインターネットに売却する方針。」
クレジットカード決済を使えるようにすることで利用者を増やそうと思っていたようですが、こちらの業界は日本郵便が思っていた以上に競争が激しかったようです。
郵便局はヤマト運輸や佐川急便と比べて圧倒的に自由度も利用率も低く、決済事業をするにしても他社と比べて独自要素が弱いようにも思えました。
消費者の立場からすると、あれこれと手を出さず、もう少し既存のサービスの充実化に力を入れていただけたらありがたいです。