アスクル/物流センター火災で記者会見
皆さん、こんにちは。2月16日のLニュースに次のような記事が掲載されていました。
アスクルは2月16日17時30分、火災が発生した埼玉県入間郡三芳町の物流センター「ASKUL Logi PARK 首都圏」で記者会見を行った。
リスク担当役員の今村 俊郎取締役は「近隣の方をはじめ関係各所に多大なご迷惑をおかけしたことをお詫びさせていただきました。近隣の方にとっては、倉庫で火災が発生したことについて大変不安に感じられることと思い申し訳ない気持ち。あってはならないことと思っている。」と述べ、質問に答えた。
現在の焼損の状況について、物流センターの北西部3分の1が主に焼損している。庫内に入れない状況のため、損害の状況や燃えてしまった商品などについても、まだ確認できていないという
1階のダンボールが燃えているのを発見したスタッフが、初期消火活動を行うとともに消防に通報した。
2名が煙を吸い込み救急車で病院に搬送され、その他3名は気分が悪いということで、救急車内でその場で手当てを受けた。
今後の対応について、法人向け事業(BtoB)は、対象エリア(埼玉県、山梨県、長野県、群馬県、栃木県)の注文の受付を一時停止したが、注文の受付を再開した。
注文商品については、他の物流センターより出荷するため、最短翌日もしくは翌々日の届けとなる。
個人向け事業(LOHACO)は、火災の影響により東日本エリア(北海道、青森県、秋田県、岩手県、宮城県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、山梨県、神奈川県、東京都、新潟県、長野県、愛知県、静岡県)の注文受付を停止した。
一部商品について、近隣を中心とした他の物流センターから出荷する準備が整ったため注文の受付を再開した。ただし届けについては通常より日数(1日~2日)がかかる。
注文可能商品は一部に限定されているため、速やかに順次拡大していく、としている。
去年から今年にかけて、火災のニュースが例年と比べて非常に多いように感じます。
民家からの出火もそうですが、工場や倉庫からの出火が増えているようです。
私達の地元、富士市でもつい先日に製紙会社で大きな火災がありました。
こうした倉庫や工場の火災は、通常の建物とは構造が全く違い、危険性が高くなります。
まず、倉庫なので可燃物が大量に建物内に保管されています。
また、通常の建物と比べて出入り口や窓などの開口部が少ないです。
そして、建物の規模に対して人員が少ないことなどでしょうか。
こうした倉庫の特徴から、保管物に火が燃え移ると勢いが止まらなくなり、人員が少ないので火災の発見が遅れる、また、密閉された空間なので煙が充満しやすいなど、倉庫や工場での火災は非常に恐ろしいものとなってしまいます。
災害に対する対策が十分でなかったために避難や、消火が遅れてしまうなんてことがないように災害が起こる前に十分な対策を取っておくことが一番の防災策です。
改めて、倉庫や工場は通常の建物とは異なるということを認識し、今ある消防設備等を見直してみてはどうでしょうか。