国土交通省、路線バスで宅配輸送実験
2016年7月24日
皆さん、こんにちは。
2016年7月22日の産経ニュースに「路線バスで運送会社の宅配荷物を運ぶ貨客混載輸送の実証実験を北海道名寄市と下川町の間で開始した」とのニュースが載っていました。
過疎化の進む地方で、物流網とバス事業を安定化させることを目的として、今後は道内の他地域でも実験をすすめていくようです。
22日に行われた実証実験には、名寄市と士別市のバス会社2社と、運送会社のヤマト運輸と札幌通運が参加し、名寄市の名士バスの営業所で宅配荷物をバスの座席に積み、定刻通りにバスを運行、下川町のバスターミナルでヤマト運輸のトラックに貨物を積み替えて配達しました。
ヤマト運輸によると、現在は営業所のある名寄と下川を1日2往復しているが、午後にバスを利用すれば1往復で済み、輸送コストを削減できると見込み、一方のバス会社は運送会社から輸送料金を得ることが見込まれるとのことです。
実は、弊社の地元静岡県富士市でも、空っぽのバスがはしる光景が見られます。何とももったいない気持ちがすることは事実なのですが、それを必要とするお年寄りなどのことを考えると、それを何とか存続させることを考えることも必要なので、このような取り組みは非常に興味深いと思いました。