時給1875円+週1万円 倉庫作業がリッチバイトに
皆さん、こんにちは。10月2日の日経新聞に次のような記事が掲載されていました。
「時給1875円+出勤手当週1万円」――。
「人材派遣のワールドインテックは9月から、倉庫内作業のアルバイトを異例の高時給で募集を始めた。週40時間以上働き、夜勤をする場合の時給は1600~1875円。他の勤務形態も1470円以上と、通常と比べ500円引き上げた。無欠勤などの条件を満たせば、追加で週1万円が支給される。
時給額の適用は10月1日から12月25日までで、派遣先は電子商取引(EC)大手が神奈川県小田原市に持つ物流センターだ。同様の業態の平均時給は首都圏で1000~1100円程度。ここまで高い「リッチバイト」になったのは年末商戦に向け短期で300人を集める必要があるためだ。
大手求人サイトは、例年より早い8月から年末商戦に向けた倉庫作業の募集が本格化。加えて働き方改革を背景に「運輸各社からの求人が増えている」(求人サイト運営のディップ)。
ディップは商品管理やピッキングに携わるアルバイト・パートの求人数が8月に前年同月を4割上回った。募集時平均時給(全国)も986円と同5.5%上昇した。働き方改革への意識の高まりから年末向けの採用競争は激しさを増しており、時給の伸びはさらに加速しそうだ。」
ついこの間、年が明けたと思っていたらもう年末商戦の話だなんて、時が経つのが最近非常に速く感じてしまいます。
この倉庫の時給は確かに魅力的に感じてしまいますね。
夜勤を一か月続けた場合、1875円×週40時間なので75000円。
そして無欠勤であれば週に1万円の手当がプラスされ85000円です。
それを掛ける4にすると、月に340000円にもなります。
倉庫内の現場作業だけですと、なかなかこれ程の給与を貰うことは難しいでしょう。
上記でも述べている通り、年末商戦の為だけの短期的なバイトですので、ここまでの給与を払えるのでしょう。
しかし、ここ最近のネット通販の勢いを見ていると、慢性的な人手不足になるのも時間の問題のような気がします。
今、倉庫の自動化に取り組む企業も多いと聞きますが、機械に頼るのではなく、人間にしか出来ないきめ細やかなサービスをお客様に提供し、そこで働く従業員の給与を引き上げて運営するのも一つの手段ではないでしょうか。
倉庫業を営む私達からするととても希望の持てるニュースでした。