アマゾンに立ち入り検査 公取委、独禁法違反の疑いで
皆さん、こんにちは。8月9日の朝日新聞に次のような記事が掲載されていました。「アマゾンに立ち入り検査 公取委、独禁法違反の疑いで」
「ネット通販大手のアマゾンが独占禁止法違反(不公正な取引方法)の疑いがある契約を取引先と結んでいたとして、公正取引委員会が8日、米アマゾンの日本法人アマゾンジャパン(東京都目黒区)に立ち入り検査に入った。
取引先がライバル社と契約を結んだ際、アマゾンも同じ内容の契約を結べるように求めるなどしていたという。
独禁法は、取引先がライバル社と取引する際に障害となるような条件をつけて、取引先の事業活動を不当に拘束することを、不公正な取引方法の一つである「拘束条件付き取引」として禁止している。
公取委は、アマゾンジャパンが日本の取引先との契約で、ライバル社に有利な条件を提供する時はアマゾンに通知する。
最低でもライバル社と同条件でアマゾンと契約する、などの条項を付けていて、ライバル社がアマゾンと競争することを困難にしていた、とみている模様だ。
アマゾンの取引をめぐっては、欧州の当局が昨年6月、電子書籍分野でライバル社を締め出すような契約を出版社と結んでいた疑いがあるとして、欧州の独禁法に違反する疑いで調査を進めている。」
こちらは、日々出し抜いたり、出し抜かれたり、熾烈な競争を繰り広げている業界ですから、このような事実が仮にあったとしても不思議ではありません。ネット通販という、サービスが限定的でどうしても価格競争に陥りやすい業界ですから、利用者の私達も価格の安い方、安い方へと流れてしまいます。どうしても他社との差別化は難しいのですが、そこを何とか頑張っていただき、金額だけじゃない、他でも利用者を魅了するサービスを考えていただけたら嬉しいなと思います。