前回の物語は・・・・

皆さん、こんにちは。

皆さん、前回の中国語の物語、どんなお話しかわかりましたか?

正解は・・・・

「雪の女王」でした。

それでは早速、日本語訳をどうぞ。

『 北極の白雪女王は魔法の鏡を持っていました。美しいものは、この鏡の中ではすべて醜いものへと変わってしまうのです。

  ある日、彼女はその鏡を割ってしまいました。粉々に落ちた破片が人の目の中に入ると、心の中まで入っていき、その人の心は氷となり、冷酷な人間へと変えてしまうのです。ゲルダという女の子とカイという男の子は一緒に暮らしていました。この日、一つの破片がカイの目の中に入り、心の中まで入ってしまったのです。カイはすぐに変わってしまいました。見るものすべてが醜く変わり、バラが醜いと払いのけ、ゲルダを構わずに置き去りにし、一人で走って出ていってしました。カイは雪ぞりによって城から出されました。雪ぞりの正体は白雪女王でした。彼女は得意そうに笑いながら、寒い風と雪の結晶をきりながら、カイを遠い北極、ラップランドへと連れて行きました。

  カイがいなくなり、ゲルダはとても悲しみ、カイを探しに行く決意をしました。彼女は小船に乗り、流れに沿って下っていきました。両側の岸辺にはきれいな花が咲いていて、至る所が果樹園でした。サクランボ園の傍で彼女は一人のおばあさんに会いました。ゲルダはすぐにカイのことを聞きました。おばあさんはゲルダを引き留め、サクランボを食べさせてあげ、髪の毛を梳かしてあげました。このとき、ゲルダは少しずつカイのことを忘れていきました。

  あっという間にときは過ぎました。この日彼女は花園で一株のバラを見つけました。その瞬間すぐにカイを思い出し、バラにカイはどこにいるのか尋ねました。バラは「カイは死んでない。早く探しに行きなさい!」と言いました。ゲルダはおばあさんが気づかないうちに花園を逃げ出しました。夏はすでに過ぎていました。ここに長くいすぎました。早く行かないといけません。

  ゲルダは一生懸命道を急ぎました。途中、ある女の強盗に捕まってしまいました。女の強盗は彼女を殺そうとしましたが、強盗の娘がゲルダを助けました。ゲルダは強盗の娘にカイを探していることを告げました。夜おそく、強盗の娘が飼っている斑鳩がこっそりと彼女に「カイは白雪女王にラップランドへ連れていかれた。」と告げました。強盗の娘はトナカイに「お前はラップランドがどこだかわかるか?」と聞きました。トナカイは「もちろん知っているさ。ぼくはそこで育ったからね。」と言いました。強盗の娘はこっそりとゲルダを門まで連れていくと、彼女をトナカイに乗せ、カイのもとへと行かせました。

  トナカイはゲルダを乗せ、どんどん走りました。この日ようやくラップランドに着くと、彼らはある小屋の前で情報を聞きました。小屋に住んでいるのは一人のおばあさんで、ゲルダに「あなたが探しているカイは白雪女王の宮殿にいるわ」と伝えました。「あなたは彼の心の中の魔法の鏡の破片を取り出さなくてはいけないわ。そうすれば彼は元のカイに戻るでしょう。この力はあなたの心の中にあるのよ。」とおばあさんは告げました。

  トナカイはゲルダを乗せ、白雪女王の宮殿へと走っていきました。途中寒い風が骨に刺さり、寒さはどんどん増していきます。走って、走って、どれぐらいの道を走ったでしょうか、ゲルダはついに白雪女王の宮殿を見つけました。

  白雪女王の宮殿は雪を積み建てたものでした。白雪女王は不在で、カイは一人で大きくて空っぽの氷の宮殿の中で待っていました。カイは寒さで全身が青くなりながら、そこにぼーっと座っていたのです。ゲルダは駆け寄っていき、カイを抱きしめると、「カイ!やっと見つけたわ!」と叫びました。しかし、カイはとても冷淡で、まったく彼女を構いません。ゲルダはとても悲しくなり、大声で泣き出しました。溢れ出す熱い涙はカイの胸に流れ、彼の心の中に入っていきました。熱い涙はカイの心の中の魔法の鏡の破片を融かし、目の中から飛び出しました。彼は嬉しそうに「ゲルダ、君か。ぼくたちはどこにいるんだ?」と叫びました。

  彼らは手をつなぎ、この巨大な氷の宮殿をとび出しました。そしてトナカイに乗り、彼らの家へと走っていったのでした。』

 

ある物語です。第18弾

皆さん、こんにちは。

今回は「ある物語」シリーズ第18弾をお届けします。

皆さんは下の中国語のお話しを読んで、どんなお話しだか想像できるでしょうか?

次回、日本語のタイトルと日本語訳を載せます。

それでは、どうぞ。

『 北极的白雪皇后有一面魔镜,一切美好的东西,在这面镜子里都会变的非常丑恶。

   一天,她失手打碎了魔镜,纷纷落下的碎片飞进人的眼里,钻进人的心里,使人的心变成冰块,成了冷酷的人。女孩格尔达和男孩加伊从小就生活在一起,这天,一块碎片飞进了加伊的眼睛,,钻进他的心里。加伊立即变了,变得看什么都是丑恶的,他嫌玫瑰花丑,便一把扯掉,也不理格尔达,扔下她独自走了。加伊被一架大雪橇带出了城。大雪橇上就是白雪皇后,她得意地笑着,夹着寒风和雪花,带着加伊飞向远方的北极—-拉普拦德。

   加伊不见了,格尔达很伤心,他决心找回加伊。她乘小船顺流而下,两岸盛开着鲜花,到处是果园。在樱桃园旁她遇见了一个老奶奶,便向她打听加伊的消息。老奶奶想留下格尔达,便请她吃樱桃,还给她梳头发。这下格尔达渐渐忘记了加伊。

   时间过的很快,这天她在花园里看到一株玫瑰,一下子想起了加伊。她问玫瑰花,加伊在哪里。玫瑰花说:”加伊没死,快去找他吧!”格尔达趁老奶奶不注意,逃出了花园。夏天已经过去了,她在这儿待得太久了,要快点才行。

   格尔达拼命赶路,半路上被一个女强盗抓住了。女强盗要杀她,但强盗的女儿救了她。格尔达把寻找加伊的事告诉了强盗的女儿,半夜里,强盗的女儿养的斑鸠悄悄告诉她:”加伊被白雪皇后带到拉普拦德去了。”第二天早晨,格尔达请求强盗的女儿放她去找加伊。强盗的女儿问驯鹿:”你知道拉普拦德在哪儿吗?”驯鹿说:”当然知道,我就是在那儿长大的。”强盗的女儿便偷偷地将格尔达送出大门,让她骑着驯鹿去找加伊。

   驯鹿驮着格尔达不停地跑,这天终于到了拉普拦德,他们来到一座小屋前打听消息。屋里住着一位老奶奶,她告诉格尔达:”你要找的那个加伊,住在白雪皇后的宫殿里。”老奶奶告诉她:”你必须取出他心里的魔镜碎片,他才会变回原来的加伊,这力量在你心里。”

   驯鹿驮着格尔达往白雪皇后的宫殿跑去,一路上寒风刺骨,越来越冷。走啊,走啊,不知又走了多少路,格尔达终于看到了白雪皇后的宫殿了。

   白雪皇后的宫殿是用积雪筑成的。白雪皇后不在家,只有加伊一个人待在又大又空的冰殿里。加伊冻得全身发青,呆坐在空荡荡的冰殿里。格尔达扑过去抱住加伊,喊他:”加伊!我总算找到你了!”可加伊很冷淡,根本不理她。格尔达伤心极了,大声哭了起来,滚滚的热泪流到加伊的胸口,进入他的心里。热泪融化了加伊心里的那一小块魔镜碎片,加伊也伤心地大哭起来。他哭得是那样厉害,泪水把那一小块魔镜碎片从眼里冲了出来,他高兴地叫:”格尔达,是你呀,我们这是在哪啊?”

  他们手挽手,走出这座巨大的冰宫,骑着驯鹿,飞快地向家乡奔去。』

前回の物語は・・・・17

皆さん、こんにちは。

前回の中国語の物語、皆さんはどんなお話しかわかりましたか?

正解は・・・

「森の中の三人こびと」(グリム童話)でした。

では早速、日本語訳をどうぞ。

『昔、ある妻に死なれた男と、夫に死なれた女がいた。この男には娘がいて、この女にも娘がいた。二人の娘はお互いに知り合いで、よく一緒に散歩に出かけた。ある日、彼女たちが散歩を終え、一緒に女の家にやってくると、女は男の娘にこう言った。「聞いて。あなたのお父さんにこう伝えるのよ。私はあなたのお父さんと結婚をしてもよいと。そしてあなたは毎朝ミルクで顔を洗い、ワインを飲むことができるようになる。私の娘は水で顔を洗い、水しか飲むことができなくなるだろうと。」

娘は家に帰るとお父さんにこのことを伝えた。男は「どうすべきか?結婚はめでたい事だが、苦しみもあるだろう。」と、なかなか心を決められずにいた。最後には、片方の靴を脱ぎ、「この靴の底には穴が開いている。お前がこれに水を汲み、もし水がこぼれなかったら再婚し、こぼれてしまったら再婚はしない。」と言った。娘は彼の言う通りにした。しかし、水が穴を引っ張り、靴の中いっぱいの水は、こぼれることはなかった。彼女はその結果をお父さんに伝えると、お父さんは自ら確かめに行き、状況を確認すると、すぐにその未亡人に求婚し、式を挙げた。

一日目の朝は、二人の娘が起きると、男の娘の前にはやはり顔を洗うミルクと飲むためのワインが置いてあり、女の娘の前には顔を洗う水と、飲むための水が置かれていた。三日目の朝になると、男の娘の前には顔を洗う水と、飲むための水が置いてあり、女の娘の前には顔を洗うミルクと飲むためのワインが置かれていたのだ。それからというもの毎日がこのようになった。その女は義理娘の敵となり、彼女への態度は日に日に悪くなっていった。彼女は義理娘にずいぶんと嫉妬していた。なぜなら彼女は美しくて可愛らしいのに対し、自分の娘は醜く嫌われていたからだ。

冬がやってきて、すべてが石のように硬く凍り、山も谷も大雪に覆われていた。ある日、女は紙で服を作り、義理娘を呼ぶと、「聞きなさい。この服を着て、森に行って籠いっぱいのいちごを摘んでくるのよ。私が食べたいから。」と言った。娘は「冬にいちごなんてないわ。地面は凍り、雪で覆われているもの。それに、こんな紙の服なんて着ていけるわけないわ。外は吐く息も凍ってしまうほど寒いのよ。」「私に口答えするの?」継母は言った。

「早く行きなさい!もしいちごを摘んでこなければ帰ってくるんじゃないよ!」それから彼女は娘に一切れのカチカチのパンを渡すと、「これが一日分のメシだよ。」と言い、心の中では「お前は外で凍死するんでなければ飢え死にするんだね。もう二度と戻ってきて私を煩わせないでおくれ。」と思った。

娘は仕方なく、言われた通り紙の服を着て、籠をさげて出かけていった。外は凍りつくような寒さの雪道で、緑の草など一つも見つからない。彼女は森にやってくると、小さな家を見つけた。中では三人のこびとが外を眺めている。彼女は彼らにあいさつすると、やさしくドアを叩いた。彼らは「お入り。」と言い彼女は部屋の中に入ると、ストーブのそばの椅子に座り温まり、朝ご飯を食べた。こびとたちは「ちょっとぼくたちに分けてくれないか。」と言ったので、彼女は「いいわ。」と言いながらパンを半分に分けてこびとにあげた。彼らは「こんな真冬にこんなに薄い服を着て君は森に何しにきたんだい?」と尋ねた。

「あぁ。」と言い、彼女は答えた。「籠いっぱいにいちごを摘まないといけないの。そうしないと家に帰れないのよ。」彼女がパンを食べ終わると、彼らは彼女にほうきを渡し、「裏口の雪をはいてきてくれないか?」と言った。

彼女が出かけて行った後、三人のこびとは相談し始めた。「彼女はあんなに可愛いし、僕たちにパンも分けてくれた。彼女に何をあげたらいいかな?」一人めのこびとは「ぼくが彼女にあげる贈り物は:彼女が日に日に美しくなることだ。」と言った。二人めのこびとは「ぼくが彼女にあげる贈り物は:彼女が話すたびに金を吐き出すことだ。」と言った。三人めのこびとは「僕が彼女にあげる贈り物は:一人の王子が彼女を妃にすることだ。」と言った。

娘はこのとき、彼らの言いつけの通り、ほうきで小屋の後ろの雪をはいていた。すると、彼女は何かを見つけた。雪の下から真っ赤ないちごが顔を出しているではないか!彼女は嬉しくなって、急いでいちごを籠いっぱいに摘むと、こびとにお礼をし、彼ら一人一人と握手をして別れを告げると走って家に帰っていった。彼女が家に入り「こんばんは!」と言ったとたん、なんと口から金のかたまりが落ちたのだ。そこで、彼女は森の中であった出来事を話し始めると、話すたびに、口から金が落ち、家の中はすぐに金でいっぱいになった。「なんという行儀のなさ!」継母の娘が叫び、「こんなに金をむやみに捨てるなんて!」彼女の心の中は嫉妬でいっぱいになり、森の中にいちごを摘みに行きたがった。彼女のお母さんは「だめよ、いい子ちゃん。外は寒すぎるわ。」と言ったが、彼女の娘はまとわりついて放さなかったので、最後には彼女を行かせることにした。彼女は娘に毛皮の服を縫い着せると、バターを塗ったパンとケーキを持たせ途中で食べるようにと言った。

この娘は森に入ると真っすぐに小屋に向かった。三人のこびとはまた家の中から外を眺めている。しかし彼女は彼らにあいさつすることもなく、彼らを見ることもなく、話をすることもなく威張りながら家の中に入り、ドスンとストーブのそばに座って、自分のパンとケーキを食べ始めた。「ちょっと分けてくれないか。」とこびとが言ったが、「これは私が食べるのにも足りないのに、他の人に分けられるわけないじゃない。」と答えた。彼女が食べ終わると、彼らはまた「ここにほうきがあるから、裏口の雪をはいてきてくれ。」と言った。

彼女は「私はあなたたちの使用人じゃないのよ。」と答え、彼らが彼女に何も贈り物をくれる様子がなかったので、自ら家をとび出して行った。三人のこびとは「あんなに意地悪で怠け者で人にものを与えられないやつには、何を贈ればいいかな?」と相談した。一人めのこびとは「ぼくは日に日に醜くなっていくことだ。」と言い、二人めのこびとは「ぼくは話すたびに口からヒキガエルが飛び出すことだ。」と言い、三人めのこびとは「ぼくは彼女にいい死に方はさせない。」と言った。娘は小屋の外でいちごを探したが、一つもみつからないので、プンプンと家に帰って行った。彼女が母親に森の中で遭遇したことを話すと話すたびに口からヒキガエルがとび出し、みんなを驚かせた。

これ以来、継母はさらに怒り、どうやって旦那の娘を困らせてやろうかとあれこれ考えた。しかし、この娘は日に日に美しくなっていった。ついに継母は、鍋を取り出し、コンロにのせると、編み糸を煮始めた。煮終わるとそれを取り出し、娘の肩にのせると、氷が張った河へそれを洗いに行かせた。娘は言われた通り河へ行き、河の真ん中で氷を割り始めた。そのとき、岸の上にきれいな馬車が走ってきて、中には王子が座っていた。馬車は停まり、王子が尋ねた。「おじょうさん、君は誰?ここで何をしているのだい?」「私は可哀想な娘、ここで編み糸を洗っています。」王子は同情し、また彼女があまりにも美しかったので、「私と一緒に行きませんか?」と彼女に言うと、「もちろんです。」と答えた。継母と娘と離れられることがとても嬉しかった。娘は王子の馬車に乗ると、王子と一緒に城に帰っていった。二人はすぐに結婚式を挙げ、三人のこびとの願ったとおりになった。』

 

ある物語です。第17弾

皆さん、こんにちは。

今回は「ある物語」シリーズ第17弾をお届けします。

下の中国語の物語を読んで、どんなお話しか想像できるでしょうか?

次回、日本語訳とタイトルを載せます。

それでは、どうぞ。

『从前,有个男人死了妻子,有个女人死了丈夫。 这个男人有个女儿,这个女人也有个女儿。 两个小姑娘互相认识,经常一起出去散步。 有一天,她们散完步后一起来到女人的家里,女人对男人的女儿说:”听着,告诉你爸爸,说我愿意嫁给他,从此你天天早晨都能用牛奶洗脸,还能喝上葡萄酒,而我自己的女儿只能用水洗脸,也只能喝清水。”小姑娘回到家中,把女人的话告诉了她爸爸。 男人说:”我该怎么办呢?结婚是喜事,可也会带来痛苦。”他迟迟拿不定主意,最后脱下一只靴子,说:”这只靴子的底上有个洞。你往里面灌些水。要是水没有漏出来,我就再娶个妻子;可要是水漏了出来,我就不娶。”姑娘按她父亲所说的办了。 可是水使得洞胀拢了,靴子里灌满了水也没有漏出来。 她把结果告诉了她父亲,父亲又亲自去察看,看到情况果然如此,便去向那寡妇求婚,然后举行了婚礼。
第一天早晨,两个姑娘起来后,在男人的女儿的面前果然放着洗脸的牛奶和喝的葡萄酒,而在女人的女儿的面前放着的只有洗脸的清水和喝的清水。 第二天早晨,男人的女儿和女人的女儿的面前都放着洗脸的清水和喝的清水。 到了第三天早晨,男人的女儿的面前放着洗脸用的清水和喝的清水,而女人的女儿的面前却放着洗脸用的牛奶和喝的葡萄酒。 以后天天都是这样。 那女人成了她继女的死敌,对她一天坏似一天,她还万分嫉妒她的继女,因为她的继女美丽可爱,而她自己的女儿又丑又令人讨厌。
冬天到了,一切都冻得像石头一样硬,山顶和山谷都被大雪覆盖着。 一天,女人用纸做了件衣服,把她的继女叫过来,说:”听着,你穿上这件衣服,到森林里去给我采一篮草莓,我很想吃。””天哪!”姑娘说,”冬天怎么会有草莓呢?地上都结了冰,大雪把一切都盖住了,再说,我怎么能穿着这身纸衣服出去呢?外面冷得连呼出的气都能冻起来。””你敢跟我顶嘴?”继母说,”你快给我去!要是没有采到一篮草莓,你就别想回来!”然后她又给姑娘一小块硬梆梆的面包,说:”这是你一天的口粮,”心里却在想:”你在外面不会冻死也会饿死的,别想再回来烦我。”
姑娘只好顺从地穿上纸衣服,提着篮子走了出去。 外面一片冰天雪地,连一棵绿草都找不到。 她来到森林里后,看到一座小房子,里面有三个小矮人在向外张望。 她向他们问好 ,然后轻轻地敲了敲门。 他们叫”进来”,她便走进屋,坐在炉子旁的长凳上烤火,吃她的早饭。 小矮人们说:”也分一点给我们吧。””好的,”她说着便把面包掰成两半,给了他们一半。 他们问:”你大冬天穿着这身薄薄的衣服到森林里来干吗?””唉,”她回答,”我得采一篮草莓,否则我就回不了家了。”等她吃完面包后,他们递给她一把扫帚,说:”去帮我们把后门的雪扫掉吧。”可等她出去后,三个小矮人却商量了起来:”她这么可爱,又把面包分给了我们,我们送她什么好呢?”第一个矮人说:”我送给她的礼物是:她一天比一天更美丽。”第二个矮人说:”我送给她的礼物是:她一开口说话就吐出金子来。”第三个矮人说:”我送给她的礼物是:一个国王娶她当王后。”
姑娘这时正按照他们的吩咐,用扫帚把小屋后面的雪扫掉。 她看到了什么? 雪下面露出了红彤彤的草莓! 她高兴极了,赶紧装了满满一篮子,谢了小矮人,还和他们一一握手道别,然后跑回家去了。 谁知,她进门刚说了声”晚上好”,嘴里就掉出来一块金子! 于是,她把自己在森林里遇到的事情讲了出来,而且每讲一句,嘴里就掉出来一块金子,弄得家里很快就堆满了金子。 “瞧她那副德行!”继母的女儿嚷道,”就这样乱扔金子!”她心里嫉妒得要命,也渴望着到森林里去采草莓。 她母亲却说:”不行,我的好女儿,外面太冷了,你会冻死的。”可是她女儿缠着不放,她最后只好让步。 她给女儿缝了件皮袄,硬要她穿上;然后又给她抹了黄油的面包和蛋糕,让她带着路上吃。
这个姑娘进了森林之后,径直向小屋走去。 三个小矮人又在屋里向外张望,可是她根本不和他们打招呼,既不看他们,也不和他们说话,大摇大摆地走进屋,一屁股坐到炉子旁,吃起自己的面包和蛋糕来。 “分一点给我们吧,”小矮人们说;可是她却回答:”这都不够我自己吃的,怎么能分给别人呢?”等她吃完,他们又说:”这里有把扫帚,把后门的雪扫干净。”她回答:”我又不是你们的佣人。”看到他们不会给她任何礼物了,她便自己冲出了屋子。 三个小矮人商量道:”像她这种坏心肠的小懒鬼,又不肯施舍给别人东西,我们该送她什么呢?”第一个矮人说:”我让她长得一天比一天丑!”第二个矮人说:”我让她一开口说话就从嘴里跳出一只癞蛤蟆!”第三个矮人说:”我让她不得好死!”姑娘在屋外找草莓,可一个也找不到,只好气鼓鼓地回家去了。 她开口给母亲讲自己在森林里的遭遇,可是,她每讲一句话,嘴里就跳出来一只癞蛤蟆,把大家都吓坏了。
这一来继母更是气坏了,千方百计地盘算着怎么折磨丈夫的女儿,可是这姑娘却长得一天比一天更美。 终于,继母取出一只锅子,架在火堆上 ,在里面煮线团。 线团煮过之后,她把它捞出来,搭在姑娘的肩膀上,让她去结冰的小河漂洗线团。 姑娘顺从地来到河边,走到河中央凿冰。 她正凿着,岸上驶来了一辆华丽的马车,里面坐着国王。 马车停了下来,国王问:”姑娘,你是谁?在这里干什么?””我是个可怜的女孩,在这里漂洗线团。”国王很同情她,而且又看到她长得这么美丽,便对她说:”你愿意和我一起走吗?””当然愿意啦。”她回答,因为她非常高兴能离开继母和继母的女儿。 姑娘坐到国王的马车上,和国王一起回到宫中。 他俩立刻就举行了婚礼,正像三个小矮人许诺过的一样。』

前回の物語は・・・・

皆さん、こんにちは。

前回の物語、皆さんは何のお話しかわかりましたか?

正解は・・・・

「赤ずきんちゃん」でした。

それでは、日本語訳をどうぞ。

『昔、ある可愛い女の子がいました。誰からも好かれていましたが、女の子の一番のお気に入りはおばあちゃんでした。女の子が欲しいものは何でもあげていました。あるとき、おばあちゃんは女の子にシルクでできた赤い帽子をあげました。女の子が被ると、ぴったりお似合いでした。それからというもの、女の子はもう他の帽子をかぶりたがらなかったので、みんなが彼女のことを「赤ずきんちゃん」と呼びました。

ある日、お母さんが女の子に言いました。「こっちにおいで、赤ずきん。ここにケーキと葡萄酒が入っているから、早くおばあちゃんに届けてちょうだい。おばあちゃんは病気で体が弱っているから、これを食べれば少しよくなるはずよ。暑くならないうちに、急いでね。道をちゃんと歩くのよ。走らないで、大きな道から離れてはいけませんよ。あなたが転んでしまったら、おばあちゃんはケーキを食べることができないからね。おばあちゃんの家に着いたら「おはよう」を言うのを忘れないでね。家に入ったらあちこち動き回らないのよ。」

「気をつけるわ。」と赤ずきんちゃんはお母さんに言うと、お母さんの手を握り、しっかりと約束をしました。

おばあちゃんは村のはずれの森の中に住んでいて、赤ずきんちゃんの家からはだいぶ離れています。赤ずきんちゃんが森の中に歩いていくと、一匹の狼に出会いました。

赤ずきんちゃんは狼が悪者だとは知らなかったので、ちっとも怖くありませんでした。

「こんにちは。赤ずきんちゃん。」狼が言いました。

「ありがとう。狼さん。」

「赤ずきんちゃん、こんなに早くどこに行くんだい?」

「おばあちゃんの家に行くの。」

「そのずきんの下には何をもっているんだい?」

「ケーキと葡萄酒よ。昨日うちでケーキを焼いたから、病気で可哀想なおばあちゃんがおいしいものを食べれば治ると思って。」

「おばあちゃんはどこに住んでいるんだい?赤ずきんちゃん?」

「林に入ると一本道があるんだけど、おばあちゃんの家は3本の大きな木の下よ。低いところにはクルミの木の蔦に覆われているの。あなたもきっとわかるわ。」と赤ずきんちゃんは言いました。

狼は心の中で計算しながら、「こいつは若くておいしそうだ。あのおばあさんよりもきっとうまいだろう。何かいい方法を考えて、あの二人を俺の手から逃げられないようにしてしまおう。」

そこで、狼は赤ずきんちゃんしばらくについていき、「赤ずきんちゃん、ほら、花がきれいだよ。見てごらんよ。それからこの小鳥たちの歌声はなんてすばらしいだろう。君はまったく聞こえていないね?林の中がどんなに美しいか。君はただ前に向かって歩くだけで、まるで学校にでも行くみたいだ。」と言いました。

赤ずきんちゃんは頭を上げ、太陽の光が木の間から行き来しているのや、美しい花が一面咲いているのをみて、「この花を摘んでおばあちゃんにあげたら、きっと喜ぶわ。今はまだ早いから、遅れることはないわ。」と思いました。そこで赤ずきんちゃんは大きな道を離れ、林の中で花を摘み始めました。一本の花を摘むたびに、前にもっときれいな花があるような気がして、結局、林の奥深くまで歩いて行ってしまいました。

このとき、狼は急いでおばあちゃんの家に走っていき、ドアを叩きました。

「誰だい?」

「赤ずきんよ。」狼は答えました。「ケーキと葡萄酒を持ってきたの。早くドアを開けて。」

「ドアノブを引っぱれば開くわよ。」おばあちゃんは大きな声で、「体に力がなくて起きれないの。」と言いました。

狼がドアノブをひっぱると、ドアはすぐに開きました。狼は何も言わずにおばあちゃんのベッドの前に突っ込んでいき、おばあちゃんをおなかの中に呑み込んでしまったのです。

それから狼はおばあちゃんの服を着て、おばあちゃんの帽子をかぶり、ベッドに横になると、カーテンを閉めました。

しかし、このとき、赤ずきんちゃんはまだあちこち花を摘んで歩いていました。たくさん摘んでもう持ちきれなくなると、やっとおばあちゃんのことを思い出し、もとの道に戻るとおばあさんの家に向かいました。

おばあちゃんの家のドアが開いていたので不思議に思い、中に入ると、なんだか異様な感じがしました。心の中で、「うわぁ。いつもはあんなに好きなおばあちゃんの家が、今日はなんでこんなに恐ろしいのだろう。」と思いました。赤ずきんちゃんは大きな声で「おはよう!」

と叫びましたが、答えはありません。赤ずきんちゃんはベッドの前まで来ると、カーテンを開けました。おばあちゃんがベッドに寝ていて、帽子は深くかぶり、顔もすっかり覆われ、様子がとても変でした。

「ねぇ、おばあちゃん」赤ずきんちゃんは言いました。「どうしてそんなに耳が大きいの?」

「あなたの声がもっとよく聞こえるようにだよ、よい子よ。」

「でもおばあちゃん、おばあちゃんの目はどうしてそんなに大きいの?」また赤ずきんちゃんが聞きます。

「あなたをもっとはっきりと見るためにだよ、よい子よ。」

「おばあちゃん、どうしてそんなに大きな手をしているの?」

「あなたをもっとしっかりと抱けるようにだよ、よい子よ。」

「おばあちゃん、どうしてそんなに大きくて恐ろしい口をしているの?」

「お前を一口で食べれるようにだよ!」

狼はそう言うと、ベッドから飛び起きて赤ずきんちゃんをおなかの中へ呑み込んでしまいました。

おなかがいっぱいになった狼はまたベッドに横になると寝てしまいました。そして外にも聞こえる大きないびきをかき始めました。

ある猟師が。ちょうど家の前をとおりました。「おばあちゃんのいびきがこんなに大きいなんて。何かあったのか、中に入って見てみよう。」と思い、家に入りベッドの前まで来てみると、そこに横になっていたのは、なんと狼ではありませんか。「このばかものめ!こんなにお前を探していたのにまさかこんなところで見つけるとは!」猟師は言いました。狼に向かって銃を撃とうとしましたが、突然、「この狼はもしかしたらおばあちゃんを呑み込んだのかもしれない。おばあちゃんがまだ生きているかもしれない。」と思い立ちました。そこで猟師は撃つのをやめ、はさみを持ち出し、ぐーぐー眠っている狼のおなかを切り始めました。少し切ると、赤い帽子が見えました。また少し切ると、女の子が飛び出してきました。そして、「本当にびっくりしたわ!狼のおなかの中は真っ黒なんだもの。」と叫びました。つづけて、おばあちゃんも少し咳き込んではいましたが、生きて出てきました。赤ずきんちゃんは急いで大きな石を運んでくると、狼のおなかに入れました。狼は目を覚ますと、逃げようとしましたが、おなかの石が重すぎて、立ちあがるとすぐに地面に転び、そのまま死んでしまいました。

三人はたいへん喜びました。猟師は狼の皮を剥ぎ、家に帰っていきました。おばあちゃんは赤ずきんちゃんが持ってきたケーキと葡萄酒を食べて、すっかり元気になりました。赤ずきんちゃんは思いました。「もしお母さんに許してもらえなかったら、もう一生一人で大きな道を離れて森には入らないわ。」と。』

ある物語です。第16弾

皆さん、こんにちは。

今回は「ある物語」シリーズ第16弾をお送りします。

下の中国語の物語を読んで、何のお話しか当ててみてください。

次回、日本語タイトルと日本語訳を載せます。

それでは、どうぞ。

『从前有个可爱的小姑娘,谁见了都喜欢,但最喜欢她的是她的奶奶,简直是她要什么就给她什么。 一次,奶奶送给小姑娘一顶用丝绒做的小红帽,戴在她的头上正好合适。 从此,姑娘再也不愿意戴任何别的帽子,于是大家便叫她”小红帽”。
一天,妈妈对小红帽说:”来,小红帽,这里有一块蛋糕和一瓶葡萄酒,快给奶奶送去,奶奶生病了,身子很虚弱,吃了这些就会好一些的。趁着现在天还没有热,赶紧动身吧。在路上要好好走,不要跑,也不要离开大路,否则你会摔跤的,那样奶奶就什么也吃不上了。到奶奶家的时候,别忘了说’早上好’,也不要一进屋就东瞧西瞅。”
“我会小心的。”小红帽对妈妈说,并且还和妈妈拉手作保证。
奶奶住在村子外面的森林里,离小红帽家有很长一段路。 小红帽刚走进森林就碰到了一条狼。 小红帽不知道狼是坏家伙,所以一点也不怕它。
“你好,小红帽,”狼说。
“谢谢你,狼先生。”
“小红帽,这么早要到哪里去呀?”
“我要到奶奶家去。”
“你那围裙下面有什么呀?”
“蛋糕和葡萄酒。昨天我们家烤了一些蛋糕,可怜的奶奶生了病,要吃一些好东西才能恢复过来。”
“你奶奶住在哪里呀,小红帽?”
“进了林子还有一段路呢。她的房子就在三棵大橡树下,低处围着核桃树篱笆。你一定知道的。”小红帽说。
狼在心中盘算着:”这小东西细皮嫩肉的,味道肯定比那老太婆要好。我要讲究一下策略,让她俩都逃不出我的手心。”于是它陪着小红帽走了一会儿,然后说:”小红帽,你看周围这些花多么美丽啊!干吗不回头看一看呢?还有这些小鸟,它们唱得多么动听啊!你大概根本没有听到吧?林子里的一切多么美好啊,而你却只管往前走,就像是去上学一样。”
小红帽抬起头来,看到阳光在树木间来回跳荡,美丽的鲜花在四周开放,便想:”也许我该摘一把鲜花给奶奶,让她高兴高兴。现在天色还早,我不会去迟的。”她于是离开大路,走进林子去采花。 她每采下一朵花,总觉得前面还有更美丽的花朵,便又向前走去,结果一直走到了林子深处。
就在此时,狼却直接跑到奶奶家,敲了敲门。
“是谁呀?”
“是小红帽。”狼回答,”我给你送蛋糕和葡萄酒来了。快开门哪。”
“你拉一下门栓就行了,”奶奶大声说,”我身上没有力气,起不来。”
狼刚拉起门栓,那门就开了。 狼二话没说就冲到奶奶的床前,把奶奶吞进了肚子。 然后她穿上奶奶的衣服,戴上她的帽子,躺在床上,还拉上了帘子。
可这时小红帽还在跑来跑去地采花。 直到采了许多许多,她都拿不了啦,她才想起奶奶,重新上路去奶奶家。
看到奶奶家的屋门敞开着,她感到很奇怪。 她一走进屋子就有一种异样的感觉,心中便想:”天哪!平常我那么喜欢来奶奶家,今天怎么这样害怕?”她大声叫道:”早上好!”,可是没有听到回答。 她走到床前拉开帘子,只见奶奶躺在床上,帽子拉得低低的,把脸都遮住了,样子非常奇怪。
“哎,奶奶,”她说,”你的耳朵怎么这样大呀?”
“为了更好地听你说话呀,乖乖。”
“可是奶奶,你的眼睛怎么这样大呀?”小红帽又问。
“为了更清楚地看你呀,乖乖。”
“奶奶,你的手怎么这样大呀?”
“可以更好地抱着你呀。”
“奶奶,你的嘴巴怎么大得很吓人呀?”
“可以一口把你吃掉呀!”
狼刚把话说完,就从床上跳起来,把小红帽吞进了肚子,狼满足了食欲之后便重新躺到床上睡觉,而且鼾声震天。 一位猎人碰巧从屋前走过,心想:”这老太太鼾打得好响啊!我要进去看看她是不是出什么事了。”猎人进了屋,来到床前时却发现躺在那里的竟是狼。 “你这老坏蛋,我找了你这么久,真没想到在这里找到你!”他说。 他正准备向狼开枪,突然又想到,这狼很可能把奶奶吞进了肚子,奶奶也许还活着。 猎人就没有开枪,而是操起一把剪刀,动手把呼呼大睡的狼的肚子剪了开来。 他刚剪了两下,就看到了红色的小帽子。 他又剪了两下,小姑娘便跳了出来,叫道:”真把我吓坏了!狼肚子里黑漆漆的。”接着,奶奶也活着出来了,只是有点喘不过气来。 小红帽赶紧跑去搬来几块大石头,塞进狼的肚子。 狼醒来之后想逃走,可是那些石头太重了,它刚站起来就跌到在地,摔死了。
三个人高兴极了。 猎人剥下狼皮,回家去了;奶奶吃了小红帽带来的蛋糕和葡萄酒,精神好多了;而小红帽却在想:”要是妈妈不允许,我一辈子也不独自离开大路,跑进森林了。”』

発音を1週間で仕上げてしまう理由

皆さん、こんにちは。

中国語超特急講座も開講から早11年が経ちます。

この間、多くの生徒さんの中国語指導に関わらせていただき、

「2週間という短期に一定の成果を出す」ということにこだわって歩んできました。

その中で特に「発音特訓」には重点を置き、私たちのオリジナル教材の半分以上が、

ピンイン練習を占めているほどです。

そして、この発音特訓は主に、最初の1週間をかけて行われます。

私たちは超特急講座の第一週目を、「発音習得」というように目標設定しています。

具体的には、「ピンインさえついていれば間違いなく読める」レベルです。

皆さんがこの1週間という期間をどのように捉えられるかはわかりませんが、

大学で1年かけて学習しても、発音が曖昧だ、という方はたくさんいます。

その理由の詳細はわかりませんが、そういった方の場合、自身の発音矯正がほとんどされることなく、「なんとなくできている」状態できてしまっていることがほとんどです。

私たちの発音特訓は、その「曖昧さ」は絶対に許されません。

どうしてその音になるのか、ということを一つひとつ確認しながらできるまで何度も繰り返し行われるのです。

1週間という決して長くない時間を、この発音特訓に最大限つぎ込むため、絶対的な「質と量」は不可欠です。

それぞれ個人差があるにしても、第一週目が終わった時点で、「発音すら身につかなかった」と言われる方はまずいません。

この発音特訓を経て、第二週目の会話練習がよりスムーズに、実践的なものとなっていきますので、

やはり私たちの中国語超特急講座では1週間で発音を仕上げる必要があるのです。

前回の物語は・・・・

皆さん、こんにちは。

前回の物語、皆さんはどんなお話しかわかりましたか?

こちらも中国のお話しで、「王様と九人の兄弟」でした。

それでは、日本語訳をどうぞ。

「いつのころか、てんで見当もつかないほどの大むかし。中国のある村に、年よりの夫婦がすんでいました。二人は「子どもがほしい、ほしい」とおもっていましたが、すっかりこしがまがる年になっても、子どもは生まれません。ある日おばあさんは、あんまりさびしいので、池のほとりで一人ないていました。すると、池の中から白い髪の老人があらわれて、「この薬をあげよう。ひとつぶのむと、子どもが一人生まれる」と、薬を九つぶくれました。

おばあさんは、うちにかえると、もうまちきれなくなって薬をいっぺんにのんでしまいました。すると…、「オギャー、オギャー!」。ある日とつぜん、九人の赤んぼうが生まれたのです。ついた名前は、「ちからもち」、「くいしんぼう」、「はらいっぱい」、「ながすね」、「さむがりや」、「あつがりや」、「ぶってくれ」、「きってくれ」、「みずくぐり」。この九人のきょうだいは、顔も体つきもそっくりに大きくなりました。

そのころ、都では大変なさわぎがもちあがりました。王さまの宮殿のいちばん大きな柱が、とつぜんたおれてしまったのです。王さまは国じゅうにおふれを出しました。『柱をもとどおりにできたものには、のぞみのほうびをとらせる』。このはなしは九人のきょうだいの家にもつたわってきました。きょうだいたちは、そうだんしました。「ほうびだって!」。「だれがいく?」。「ちからもち、いってくれ!」。「よしきた!」。夜中に宮殿についたちからもちは、柱をひょいともちあげ、もとどおりになおしてかえっていきました。

あくる朝、王さまはおどろいたのなんの。「いったいだれがなおしたのじゃ」。九人きょうだいの一人がなおしたときいても王さまは信用しません。王さまは大きなおかまをいくつもすえて、ごはんをいっぱいたかせました。「そのような力もちなら、きっとこれくらいの大めしがくえるはず。たべられなければ、大うそつきのばつとして、ろうやにぶちこめ!」。きょうだいたちは、またそうだんしました。「くいしんぼう、いってくれ!」。「よしきた!」。くいしんぼうは宮殿につくと、大きなおかまのごはんをぜんぶたいらげてしまいました。

王さまはだんだんこわくなってきました。「あんなに力もちで大めしぐらいの男なら、いまにきっとわしをたおしてこの国の王になるにちがいない」。そこで王さまは、めいれいしました。「やつをつかまえてきて、うえ死にさせよ!」。きょうだいたちは、おどろきました。「はらいっぱい、いってくれ!」。「よしきた!」。王さまは、はらいっぱいをろうやにとじこめました。そして七日七晩、なに一つたべさせませんでした。ところが八日目の朝。「あ~ぁ。ものをたべないおかげで、いい気もちだったぁ」。はらいっぱいは、まえよりも元気に出てきたのです。

王さまは、ますます不安になりました。「そうだ、やつをたかい山のてっぺんからつきおとしてしまえ!」。また、きょうだいたちは、そうだんします。「たかいところってどういうこと?」。「たかいところだったら…」。「ながすね、いってくれ!」。「よしきた!」。ながすねは、すぐさま岩山のてっぺんにつれていかれました。そして、きり立ったがけの上から、どんとつきとばされました。そのときです。ながすねのすねがしゅうっとのびて、谷そこまでとどいてしまったのは! こうして王さまは、またしっぱいしました。

こわくてこわくて王さまはまったくねむれません。これはもう、なんとしてでもこの男をやっつけなければ…。「やつを、やきころしてまえ!」と、王さまがめいれいすると、やってきたのは、さむがりや。ほのおの中でもやされますが、「あぁ、あったかくていい気もち」。とうとうたきぎがもえつきました。「やつをこごえ死にさせよ!」と、王さまがめいれいすると、やってきたのは、あつがりや。雪の中にうめられますが、「あぁ、つめたくていい気もち」。とうとう雪がとけだしました。ぶってもだめ、きってもだめ。王さまの計画は、ことごとくしっぱいします。

王さまはかんかんになって、めいれいしました。「やつをひっとらえて、大きな川へほうりこんでしまえ!」。きょうだいたちは、またそうだんしました。「みずくぐり、いってくれ!」。「よしきた!」。みずくぐりは、川におとされると、まるで魚のようにおよぎまわります。そして口いっぱいに川の水をふくんだかとおもうと、「ぷうーっ!」。王さまは、水の力でとんでいってしまいました。この日から、人々は、王さまからひどいしうちをうけることもなく、たのしく平和にくらしたということです。」

ある物語です。第15弾

皆さん、こんにちは。

今回はある物語シリーズ第15弾をお届けします。

皆さん、どんなお話しか想像できるでしょうか?

次回、日本語訳を載せます。

それでは、どうぞ。

「很久以前,在中国的一个村里有一对老夫妻。他们俩一直想要孩子,可是,人那么老还是没有孩子。

有一天,老奶奶很寂寞地一个人在池边哭着。突然,从池水里出现了一个白发的老人,说:我给你这个药。吃了一片,就会生一个孩子。说完,他给了老奶奶九片药。

老奶奶回家后,等不住一口吃了九片药。不过一会儿,她就生下了九个宝宝。各起了“大力士”“大肚”“小肚”“长腿”“怕冷”“怕热”“挨打”“挨刀”“钻水”的名字。九个兄弟长得一模一样。

正好那时候,在首都有一个让人慌乱的事。说是皇帝宫殿的最大的梁柱突然倒下来了。皇帝就向全国布告:谁把倒下来的梁柱站好了就给谁报酬。

这个事也传来了九个兄弟的家。他们开始商量商量。结果,决定让大力士去。大力士轻轻地把梁柱抬起来,放到原来的地方了。

第二天早上,皇帝很惊讶地说:到底谁修好的?有人告诉他九个兄弟中的一个修好了,他也不相信。皇帝却叫人煮了大量的饭,说:我看那么强壮的人的话,应该可以吃这么多饭。如果他吃不完,让他关在牢狱里。

兄弟们又商量起来了。结果,决定让大肚去。大肚到了宫殿,就把大量的饭都吃光了。

皇帝开始害怕了。说:人那么强壮、又能吃,不知道什么时候会把这个国家翻到了,自己做国王。又命令说:把他抓来,让他饿死。

兄弟听了很吃惊。决定让小肚去。皇帝把小肚关在牢狱里,七天七夜都没给他饭吃。不过,第八天早上,小肚比以前还有精神地出来说:不吃饭真好!真轻松。

皇帝越来越不安了。于是说:对了,把他从高山山顶推下去!

兄弟又开始商量商量。结果,决定让长腿去。长腿马上被带去岩山山顶,从后边用力推下去了。就是那时候,他的腿开始伸出来伸到谷底了。皇帝又失败了。

皇帝害怕得晚上都睡不着。心里想,一定要把他杀死。他就命令说:把他烧死!

这次来的是怕冷。他被热炎炎的火烧,却说:很暖和啊。真舒服。火柴都烧灭了。

皇帝又命令说:把他冷死!这次来了怕热。他被埋在雪里去了。他却说:哦,很凉快,真舒服。

雪都开始化了。打也不行,砍也不行,皇帝的计划一个都没有成功。

最后,皇帝非常愤怒地说:把他抓来仍进大河里去!

兄弟又商量,决定让钻水去。钻水被扔进河里,如一条鱼般的游在水里。然后,把水含在自己的嘴里,向皇帝吐出去。水的力量很大,皇帝被飞走了。

从此以后,九个兄弟不会再受到皇帝的恶劣待遇了。开心和平地过日子。」

会話授業:你说我猜

皆さん、こんにちは。

今回は第1週目の後半~2週目の前半にかけて行われる会話練習の授業の一つをご紹介します。

その名も「你说我猜」(あなたが話して私が当てる)です。

こちらは、カードに書かれた単語をその単語を用いずに一人が説明し、それを聞いてその単語を言い当てる、というゲーム感覚の授業です。

一週目の後半では、同じカードを用いて、カードを引いてない人が引いた人に質問をする形で単語を言い当てる、という形式を取っています。

とても人気のある授業で、授業の時間だけでは足りなくなり、昼食時にもやってしまうことがあるぐらいです(笑)

質問の仕方や受け答え、概念説明などの力が求められる授業となります。

皆さんも、ぜひLVで一緒に楽しみましょう!