新型肺炎ウィルス対策について

お客様各位

2020年4月3日~6月28日(午前)まで約三か月にわたって新型コロナウィルスの感染対策として休業をしてまいりました。お客様におかれましては大変なご不便をおかけしまして申し訳ございませんでした。

いよいよ、同6月28日(午後)よりすべての講座の運営再開をいたします。再開に際して、極力リスクを低減するためにお客様の滞在期間において次のような対応を取らせていただくことを決定いたしましたのでご理解をいただきますようお願いいたします。

(ご利用時の対策)

◆ 施設内にはアルコール消毒液を常備させて頂きますのでアルコール除菌の徹底をお願い致します。

◆ 授業では、中国語の指導における発音の重要性に鑑み、講師と受講生がお互いの口元の形と動きを確認しあう必要があるため、マスクを着用も、英語のように講師と受講生の間のスペースを十分とることも難しいため、講師と受講生の間にアクリル板を置くことで、飛沫の飛散防止を図ることといたします。

◆ 授業と授業の間は空調が必要な時期であっても、窓を開け換気を行います。

◆ 食事の際に使用する大テーブルの向かい合い幅はすべて130㎝以上を確保しており、横隣りは一席空けて着席することといたします。

◆ 客室(寝室)につきましてはすべての客室を「個室」としてのみ提供する方式へ変更します。(全14室)なお、通常期間の場合は無料で対応させていただき、長期休暇期間の場合のみ個室料金(1泊3000円)を頂戴いたします。

◆ 入校時(お客様)と朝食時(外国人講師及びお客様)に必ず体温をチェックさせて頂き37.3℃(講師については各自基準による)以上の体温が確認された場合、病院での診断を経ることなく即座に滞在を中止し、タクシーをご利用の上ご退校いただきます。

なお、検温の方法ですが、まずは簡易的に非接触型体温計で検温し、そちらの結果が37.0℃以上の場合にのみ接触型の体温計で再度検温し、その結果を採用するものとします。(基準としては少々厳しめですが、安全最優先のためご理解をいただきますようお願いします。)

また、上記の条件に該当した場合にも受講費用およびご帰宅にかかるコストにつきましてはお客様のご負担となりますことをあらかじめご理解ください。

◆ 授業中以外のマスクの着用に関する考え方としましても、合宿制語学学校の特徴として滞在中のすべての時間が中国語学習の時間であると考えており、その際も講師の口の動きをお客様が確認すること、および講師がお客様の口の動きを確認することは、外国語教育上、非常に重要なことと考えておりますので、マスク着用を強制することはいたしません。

ただし、当然のことですが、お客様(弊社講師も含め)が個人の考えに基づいて着用をされるご意思をも妨げるものではありませんので、ご自身の判断でご使用いただくことは全く問題ございません。

ランゲッジ・ヴィレッジでは、休業期間以前の体制から引き続き、最大限信頼における情報を収集することを継続し、それにより柔軟に対応をしてまいりますのでご理解のほどなにとぞよろしくお願いいたします。

 

前回の物語は・・・25

皆さん、こんにちは。

前回の中国語の物語、皆さんは何のお話かわかりましたか?

正解は・・・

「鶴の恩返し」でした。

それでは早速、日本語訳をどうぞ。

『むかしむかし、貧しいけれど、心の優しいおじいさんとおばあさんがいました。
 ある寒い冬の日、おじいさんは町へたきぎを売りに出かけました。
 すると途中の田んぼの中で、一羽のツルがワナにかかってもがいていたのです。
「おお、おお、可愛そうに」
 おじいさんは可愛そうに思って、ツルを逃がしてやりました。
 するとツルは、おじいさんの頭の上を三ベん回って、うれしそうに三べん鳴いて、飛んで行きました。

 その夜、日暮れ頃から降り始めた雪が、コンコンと積もって大雪になりました。
 おじいさんがおばあさんにツルを助けた話をしていると、表の戸を、叩く音がします。
「ごめんください。開けてくださいまし」
 若い女の人の声です。
 おばあさんが戸を開けると、頭から雪をかぶった娘が立っていました。
 おばあさんは驚いて、
「まあ、まあ、寒かったでしょう。さあ、早くお入り」
と、娘を家に入れてやりました。
「わたしは、この辺りに人を訪ねて来ましたが、どこを探しても見当たらず、雪は降るし、日は暮れるし、やっとの事でここまでまいりました。ご迷惑でしょうが、どうか一晩泊めてくださいまし」
 娘は丁寧に頼みました。
「それはそれは、さぞ、お困りじゃろう。こんなところでよかったら、どうぞ、お泊まりなさい」
「ありがとうございます」
 娘は喜んで、その晩は食事の手伝いなどをして働いて休みました。
 あくる朝、おばあさんが目を覚ますと、娘はもう起きて働いていました。
 ご飯をつくるだけでなく、家の掃除までしていたのです。
「まあ、まあ、こんなにしてくれて。ありがとう」
 次の日も、その次の日も大雪で、戸を開ける事も出来ません。
 娘は、おじいさんの肩をもんでくれました。
「おお、おお、何て良く働く娘さんじゃ。何て良く気のつく優しい娘さんじゃ。こんな娘が家にいてくれたら、どんなにうれしいじゃろう」
 おじいさんとおばあさんは、顔を見合わせました。
 すると娘が、
「身寄りのない娘です。どうぞ、この家においてくださいませ」
「おお、おお」
「まあ、まあ」
 おじいさんとおばあさんは喜んで、それから三人貧しいけれど、楽しい毎日を過ごしました。

 さて、ある日の事。
 娘が機(はた)をおりたいから、糸を買ってくださいと頼みました。
 おじいさんが糸を買ってくると、娘は機の回りにびょうぶを立てて、
「機をおりあげるまで、決してのぞかないでください」
と、言って、機をおり始めました。
 娘が機をおって、三日がたち、ようやく布が出来上がりました。その布は軽くてそれはそれは美しいのでした。
娘はおじいさんにこの布を売りに行かせました。
 おじいさんが町へ売りに行くと、それを殿さまが高い値段で買ってくれました。
 おじいさんは喜んで、糸を買って帰りました。
 すると娘はまた、機をおり始めました。
「ねえ、おじいさん。あの娘はいったいどうして、あんな見事な布をおるのでしょうね。・・・ほんの少し、のぞいてみましょう」
 おばあさんがびょうぶのすきまからのぞいてみると、そこに娘はいなくて、やせこけた一羽のツルが長いくちばしで自分の羽毛を引き抜いては、糸にはさんで機をおっていたのです。
 おどろいたおばあさんは、おじいさんにこの事を話しました。
 そのうち機の音が止んで、前よりもやせ細った娘が布をかかえて出てきました。
「おじいさま、おばあさま。もう、隠していても仕方ありませんね。
 わたしは、いつか助けられたツルでございます。
 ご恩をお返ししたいと思って娘になってまいりました。
 けれど、もうお別れでございます。
 どうぞ、いつまでもおたっしゃでいてくださいませ」
 そう言ったかと思うと、おじいさんとおばあさんが止めるのも聞かず、たちまち一羽のツルになって空へ舞い上がりました。
 そして家の上を、三ベん回って山の向こうへ飛んで行ってしまいました。
「ツルや。いや、娘や。どうかお前も、たっしゃでいておくれ。・・・今まで、ありがとう」
 おじいさんとおばあさんは、いつまでもいつまでもツルを見送りました。
 それからのち、二人は娘のおった布を売ったお金で幸せに暮らしました。』

ある物語です。第25弾

皆さん、こんにちは。

今回は「ある物語」シリーズ第25弾をお届けします。

皆さんは、下の中国語の物語を読んで、どんなお話か想像できるでしょうか?

次回、日本語タイトルと日本語訳を載せます。

それでは、どうぞ。

『很久以前,住着一对老夫妻。他们虽然很穷,但是有着好心。

有一个寒冷的冬天,老爷爷去街上卖柴木。

在路上,他发现一只白鹤在水田里被抓住而无法离开。

老爷爷说:“哦,多么可怜啊!”

说完就把它救了。

那只白鹤飞去他的头上转了三遍,高兴地叫了三次回天空了。

 

那天晚上,傍晚开始下的雪,慢慢地变成大雪。外面都积雪了。

老爷爷正在向老奶奶说那只白鹤的事情,听到有人从外面敲门。

“对不起,请开门。”是个年轻女子的声音。

老奶奶去开门,竟然头上积雪的姑娘站着呢。

老奶奶惊讶地对她说:“哎呀,你冷吧!快进来。”

说完就让她进屋子里了。

“我来这附近找人,但是怎么找也找不到,外面又下着雪天又黑,好不容易找到这里了。麻烦你,让我住一晚吧。”

那位姑娘非常有礼貌地请求他们。

“你多么可怜啊。如果你愿意,那就住一晚吧。”

“谢谢你。”

姑娘高兴了。

第二天早上,奶奶醒了,那位姑娘已经在做家务。

不但做饭,而且她还打扫了房间。

奶奶惊讶地说:“哎呀,你帮我们做了这么多事。谢谢你。”

第四天,外面天天下着大雪,门都打不开了。

姑娘给爷爷按摩肩膀呀,做家务呀,依然勤快。

“唉,她那么勤快,她的心那么美,要是她一直住这儿,多好啊。”

他们俩互相看着说。

说完,那位姑娘突然低头向他们说:“我是个孤儿,请让我住你们家。”

“哎呀!”

“噢!”

爷爷和奶奶非常高兴。从此,他们三个人过着愉快的日子。

 

有一天,姑娘说她想织布,请爷爷买来丝线。

她说:“我在织布的时候,请不要看里面。”

说完,她去织布。周围立着屏风。

三天过去了。她终于织好布了。

那条布又轻又美。

她让爷爷去卖这条布。

老爷爷去街上卖的时候,有一位领主看上这条布,马上高价买了。

老爷爷很高兴地又买了丝线回家。

姑娘又开始织布。

“那个姑娘是怎么织布的?她做的布那么美丽。我们悄悄看一下里面吧。”

老奶奶从屏风的缝隙看了看里面,但是,那里没有姑娘,反而有一只很瘦的白鹤正在把自己的羽毛用嘴巴拔下去,插在织布机织布呢。

老奶奶非常惊讶。她告诉老爷爷这件事。

过了一会儿,织布机的声音停了。

比以前还瘦的姑娘抱着织好的布出来了。

她说:“爷爷,奶奶,你们已经看到了。我就是你以前救过的那只白鹤。我想向你报恩,所以来这里做你们的女儿。但是,我要离开你们了,请多保重。”

说完,她马上变成白鹤飞去天空,而在房子上面转了三遍,回山里去了。

“白鹤,不,我的女儿,你也多保重哦。谢谢你了。”

他们俩一直看着那只白鹤。

从此以后,他们俩卖了白鹤织的布而有钱了,过了幸福的日子。』

 

 

 

 

 

中国語:长

皆さん、こんにちは。

今回は中国語の「长」について、皆さんとシェアしたいと思います。

ご存知の通り、「长」chang2とは、ものの長さや時間の長さを表す「長い」にあたる形容詞です。

例えば、

他的腿真长。

工作的时间太长了。

などのように用いられます。

しかし、ご存知でしたか?

この「长」には、zhang3という読み方もあり、この場合、「成長する」、「増加する」などの動詞の意味になります。

例えば、

你的孩子长大了。

这些草都长得满满的。

などのように用いられます。

 

どちらもよく使いますので、覚えておきましょう。

 

 

 

 

 

「正宗」とは?

皆さん、こんにちは。

中国で、「正宗」という文字を目にしたことはありませんか?

よくお店の看板に書いてある、そう、あの文字です。

私はこの看板を目にすると、「まさむね・・・」と日本語的に頭の中で発音し、日本の武将にでも憧れているのだろうか・・・なんて思ったりもしました(笑)

実はこの「正宗」、中国語では「zheng4zong1」と発音し、「本場の」という意味で使われています。

ですので、「正宗拉麺」と言えば、ラーメン本場の「蘭州拉麺」を指します。

皆さんも、中国に行った際には、様々な「正宗」を試してみてはいかがでしょうか?